ドイツで処方されたピルを飲み始めてから1年で改善したこと

学生の頃から生理中のPMSに悩まされていたんですが、去年初めてドイツの婦人科に行き、低用量ピルを処方してもらいました。飲み始めてから1年が経ち、色々な変化があったのでレビューしていきたいと思います。

ドイツで処方されたピルを1年飲んでみて変わったこと

ピルの服用前は特にPMSがひどく、身体のだるさ・激しい生理痛・イライラが止まらない・気分の落ち込みなどさまざまなストレスがありました。ここからは、ピルを1年飲んでみて変わったことを紹介します。

PMSで苦しむことが本当に減った

服用前までは生理前にはイライラしたり、極端なネガティブ思考になったりすることが多く、生理二日目になると痛すぎてトイレから動けなくなることもありました…。

服用を始めて数週間はそこまで変化はなかったですが、しばらく経つとPMSが落ち着いてきたのが目に見えて分かってきました。

7日間の休薬期間(生理がくる期間)になっても、以前より身体が重くなることは少なくなり、「生理のせいで出来ない」ということが減ったように感じます。

血の量が減った

ひどい時はボトムスにまで血が漏れてしまうことがあった服用前でしたが、ピルを飲み始めてから明らかに血の量が減りました。

ふつうの日用ナプキンと夜用ナプキン、多い日用ナプキンと色んな種類のナプキンを買う手間が減ったので金銭的にも助かっています。

生理が来る日が分かるからストレスが減った

ピルは21日間服用し、7日間はピルを飲まない休薬期間を作ります。なので、生理が来る日が分かるので「生理になっちゃったけど、ナプキン持ってない…!」と心配することが無くなりました!

どうしても外せないイベント(プールや旅行など)がある場合でも、ピルを服用する期間を延長し、その後に休薬期間を設けるなど、生理をコントロールできるのもピルの良いところです。

ピルを服用する時に知っておいた方が良いこと

「ピルを飲むには、毎日絶対決まった時間に飲まないと効果がないと思っていたんですが、意外とそんなことはないようです。ここからは、意外と知らないピルの豆知識を解説します。

服用時間の誤差は24時間以内であれば問題ない

「毎朝8時に飲む」と決めていても、ついつい飲み忘れてしまうことってありますよね。服用を始めた頃は、特に忘れてしまいがちです。

そんな時は、気づいた時にその日の分を飲み、次の日はいつもと同じ時間にピルを飲めば大丈夫です。

1日の飲み忘れだけでは避妊などの効果が薄れることはほとんど無いですが、7日間以上飲み忘れてしまった場合は避妊率が下がってしまうなどの影響があります。

ピルの飲み忘れで体調不良(むくみ・肌荒れ・PMS)が出てくる可能性もあるので、心配な人は医師に相談するなどしましょう。

服用日数を延長した分、しっかり休薬時間は取る

休薬期間は、身体が卵巣や子宮のためのメンテナンスを行う期間です。

卵巣や子宮の働きを正常に保つためには、ピル服用中に働きを止めている卵巣や子宮内膜に休薬期間で働きを再開してもらう必要があります。

なので、ピルの服用期間を少し長めにした期間があれば、そのあときちんと7日間の休薬期間を設けることが重要です。

子宮体がん・卵巣がんの予防もできる

これは最近知ったのですが、ピルの服用にはガン予防の効果もあるようです。

ここがポイント!

卵巣がんは、ピルの内服を5年継続で約30%、10年継続では約40%、15年継続で約50%のリスクが低下することが報告されています。また、内服を中止した後も15年までリスクの低下が持続するという報告もあります。


また、ピルの使用により子宮体がんにかかるリスクが50%低下するともいわれています。子宮体がんによって死亡するリスクも低下し、使用を中止した10年後まで持続するという報告もあります。

(日本産科婦人科学会「低用量経口避妊薬(OC)に関するガイドライン」)

服用を始めて数カ月は副作用が出る場合もある

服用を始めてから初めての7日間の休息期間、服用前よりも激しい生理痛がきてしまい、仕事帰りにトイレに篭ったことがあります。

「ピルの種類が合ってないのかな?」と不安になりましたが、その後は同じような痛みを感じることはありませんでした。

このように、服用を始めてから数カ月は身体がピルに慣れるため、吐き気や・頭痛・不正出血・乳房のハリなどの副作用も出てしまう場合もあります。

これらは服用していくうちに次第に良くなっていくのですが、どうしても治らない場合は医師に相談し、ピルの種類を変えてもらう方が良いかもしれません。

ピルを服用しても痛みが治まらない場合に考えられること

ナプキンの成分が生理痛を強くしているのかも

意外と使っているナプキンによって痛みが軽減されるケースも少なくありません。

そのことをネットで見て、早速ナプキンを違うものに変えてみると痛みや身体の冷えが軽減されました。ここからは、何のナプキンに変えた時のメリット・デメリットなどを紹介していきます。

生理痛がひどい人にオススメのナプキン(実際に使った感想)

「ピル飲み始めてから生理痛の痛みが変わらない…。」と思う方に試してもらいたいのが、使用しているナプキンを変えることです!ここから紹介するナプキン

コットン100%ナプキン(オーガニックコットン)

メリット

  • 身体の冷えが軽減される
  • においが軽減される
  • デリケートゾーンがかぶれにくい

デメリット

  • 普通のナプキンより値段が高め

布ナプキン

メリット

  • 使いまわしなので節約になる
  • 冷えの軽減
  • 生理痛の軽減
  • 色んなデザインがあって可愛い

デメリット

  • 手洗いするのが少し面倒くさい
  • 交換する時が少し大変かも

わたしはメルカリでハンドメイドの布ナプキンを出店している人の中から購入していました♪

複数買いすると少し安くしてもらえて、デザインも可愛いのでオススメです。

さいごに

日本ではピルの需要率がまだまだ低く、価格も高いですよね。わたしの友達でもPMSがひどすぎてピルを服用したものの、の飲み忘れることが多くてやめたり、飲んでも特に効果がなくて服用を中断したりする子が多いです。

ドイツでは学生のうちからピルを服用している子も多いほど需要率が高く、価格も日本に比べて格安なので、ドイツに住んでいて生理に悩まされているという方は、ぜひピルを服用してみてください!

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