コロナの影響を受けたドイツの対策と生活の変化

ドイツでは今年の2月頃から急速にコロナの感染者が増えてしまい、ロックダウンも実施されました。

まさか入社して半年経たない内にこんな事になるとは思っていませんでした。

 

 

 

コロナでの影響でドイツでの生活が180度変わりました。

ものすごい今更ですがロックダウンをしていた頃の状況を書いてみます。。

⚠︎ここからは主にわたしの住むフランクフルトが含まれるヘッセン州の対策です

 

 

 

2月下旬 中国でウイルス感染が起こっているらしいニュースを見る

 

わたしはYahoo!ニュースで見た記憶があります。

中国では2月下旬にお正月を迎えるみたいで、この時期には会社の台湾の人たちは里帰りしてました

わたしの上司も台湾人なので無事帰ってこれるか、感染してないかものすごく不安でした。。。!

 

 

 

みんな何とかうまく中国経由の飛行機を避けてドイツに帰ってきましたが、

イタリアの観光地には多くの中国人が旅行で来るのもあり、爆発的に感染者が増加しました。

 

 

 

 

3月 少しずつヨーロッパでコロナの感染者が増え始める

 

 

イタリア・スペイン・フランスでは死者数と感染者が毎日増加。

ドイツやベルギーなどでも少しずつ感染者が増えてきましたが、

外出から帰ってきたら手洗いうがいはしていましたが

 

マスク文化がないヨーロッパなのでマスクをしているのはアジア人くらいでした。

 

 

 

 

 


この頃にはほとんどの人が

インフルエンザみたいなものでしょ?

そのうち落ち着くでしょ!

と余裕で通常生活を送っていました。


 

なので咳やくしゃみをしている人がいると皆んな怯えていました。

 

 

ついに国境封鎖まで

 

感染者が増加する一方であるフランス・オーストリア・イタリア、

隣接しているチェコ・デンマーク・ポーランドとの国境は閉鎖されました。

それでも、国境閉鎖を聞きつけ、ギリギリで危険区域からドイツ含めヨーロッパ上部に帰る人が多かったです。。

 

施設内は人数制限・入り口での徹底的な消毒・カートを使用して距離を保つ事が義務付けられる

 

 

この徹底的な制度で常に店の前には行列ができていました。

中に入る時は、入り口にいる消毒係の人にカートを除菌してもらってから入店します。

ペーパー類は1人2個まで、会計は長蛇の列でした。

 

 

 

スーパーは常に品薄状態

 

 

ペーパー類は6軒回っても手に入りませんでした!!衝撃。

小麦粉・砂糖なども全て売り切れ。(家でパンやお菓子を作るひと多し)

ドイツ人のおばあちゃんでも『粉類が売り切れるのは今まで見たことがない』と言うほど。。

 

 

 

ロックダウン

 

↑日本国総領事館からのメール。

この時から週に1回の買い物以外はずっと家で過ごしていました。

ずっと家にいるのでティーにハマったり、料理やお菓子作りにハマったりしました。笑

 

 

ほとんどの企業がHome officeに切り替わる

 

 

大手企業はもう3月上旬には切り替えてるとこもありましたが、

うちの会社は3月下旬にやっと切り替わりました。

(会社のパソコンじゃないと使えないアプリなどあったので電車で全機持って帰りました。。)

この頃から電車通勤をやめ自転車通勤に切り替える人も多かったです。

 

 

アジア人差別が起こり出す

 

わたしも何回か言われたことあってイラってしました。

ニューヨークでは暴行を受ける人も出てきたり最悪でした。

チャイニーズとかコロナって言われたり。ほんと誰得なの?それ

 

 

4月 制限措置の緩和

 

ドイツの医療はヨーロッパでは群を抜いて優秀で莫大な感染者がいましたが、死者数はものすごい少ない人数に抑える事が出来ています。お医者様にひたすら感謝。

その頃一番の被害を受けていたイタリアからの感染者受け入れも始めました。

 

 

入国者の14日間の自宅隔離

 

 

日本のように空港から公共機関を使うことは禁止、

2週間の間に機関の方に健康面の連絡のやりとりなどはありません。(ゆるい)

 

 

わたしの知り合いで日本からドイツにやっと入国した人がいましたが、

6人でのルームシェアをしていたので自宅隔離のことで喧嘩になったそうです。

(キッチン・バスは共同なので。。)

 

 

日本はその頃そこまで感染が広がってなかったですが、

みんな敏感になっていたんですね。

 

マスク着用の義務化 罰金制

 

交通公共機関・店舗内での義務化が始まりました。

着用してない場合は50€(約6千円)の罰金となります。

 

マスクが入手できない場合は,鼻と口が覆われて,咳,くしゃみ,発話によって飛沫等が飛ばないことが確保されるものであれば,マスク以外のもので代用することも可とされています。6歳未満の子供のようなマスクを着用できない方は、この義務の適用除外となります。

 

↑マスク文化がないヨーロッパではマスクごときで感染が本当に防げると思っていないのか(?)

ものすごくゆるい。。。

 

 

スーパーでマスクを忘れて売っているマスクも高いので、仕方なくTシャツを脱いで顔に当て、

下着姿で買い物してる女の子もいたそう。笑

 

6月 3ヶ月ぶりの国境解放

 

3月に国境封鎖していたドイツですが、7月のバカンス休暇が迫る中ついに国境解放しました、

EU内の移動の自由を確保されたので日常生活が少しづつ戻ってきました。

7月 第3国からの入国制限解除

 

ヨーロッパでは夏の長期休暇が当たり前。

これが無ければ暴動が起きかねないと判断したのかは謎ですけど

ロックダウンのおかげでパンデミックが落ち着いてきた事もあり、

ついに旅行解禁となりました。

 

消費税は19%→16%へ減少

 

↑ドイツの首相であるメルケルさん^^

2020年の7月から12月まで消費税を3%下げる対策をしてくださいました!

この他にもメルケルさんは色々な措置を取ってくれたので、

また違う記事に詳しく書きます!

 

 

まとめ

 

3〜6月まではほぼ毎日日本国総領事館よりメールが届き、

毎日のようにコロナによる規則が追加になったり変更になったりしています。

 

10月に入った今、また徐々にフランクフルトの感染者が増加してきてしまい

また新たな規制が置かれました。

 

次の記事では、メルケル首相が取ったコロナで被害を受けた企業への手当ての支給などの対処について書きます( ◠‿◠ )

 

 

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