ドイツではWG(ルームシェア)で住むのが一般的です。WGに住むと水道費・WIFI・光熱費が安くなり、語学の上達・外人の友達作りもできます。わたしが今まで住んだWGの家賃や特徴などを紹介します。
少しでも参考になれると嬉しいです!
目次
WGって何?
WG(ヴェゲー)とはドイツでは一般的なルームシェアのことです。
ドイツの水道代はヨーロッパ1に高額で、家賃も高めなのでほとんどの学生または社会人は何人かで一軒家やマンションに住む人が多いです。
WGの家賃には、光熱費・WIFI・光熱費・公共代がすべて含まれており、一人部屋を借りるより格安で住むことができます。
今までわたしが実際に住んだWGの紹介
ここからは実際にわたしが住んできたWGの値段やどんな人がいたか、何が良かったかなどを紹介します。
わたしは最初にミュンヘンに1年弱住み、そのあとフランクフルトへ引っ越したので都市ごとのWGの違いなども紹介できればと思います。
ミュンヘンのWG
ミュンヘンはドイツで1.2番目に物価が高いと言われていてWGでも家賃は高めでした。
ミュンヘンでWG探しをしていた頃のわたしのドイツ語はA2レベル。
ドイツ語でのきちんとしたメールはドイツ人の友達に書いてもらい、あとは募集してる人へメールを送りまくるだけでした。
メールは約20.30件は送りましたが、返事が来たところは2件ほどでした。険しい世界ですね…(笑)。
1. 6人とのWG
最初のWG先は大きな1軒家に4人と1カップルの6人で住むタイプでした。
- みんな日本好き
- それぞれペット飼っていて猫2匹・犬・かめ・うさぎがいた。
- リビング・キッチン・トイレ3つ・5部屋と今まで住んだ家でも1番部屋が広かった。
- ほぼ毎晩リビングで酒を飲みながら映画鑑賞してるからうるさい。
- みんな掃除が嫌いで汚かった。
- 当番制で掃除のルールなどあったが守らない人、掃除が適当な人がいたりでストレス。
- 田舎すぎて交通費が高額だった。
イタリアンのウエイター・バイカー・学生・銀行員などが住んでいて、皆んな国籍はバラバラだったのでかなり国際的でした。
近くのバーで歓迎会してくれたり、映画に誘われたり、問題があればみんなで集まって会議をしたりとWGらしいイベントもありましたが、途中でソリが合わなくて急に引っ越す人がいたりもしました。
フランクフルトのWG
フランクフルトのWG探しで気づいたことはミュンヘンのWGより家賃がはるかに格安、募集している物件が多いことでした。
当時はミュンヘンからサイトでフランクフルト市内の物件へメールを送り、オンライン内見やミュンヘンからフランクフルトへ実際に内見しに行ったりし、部屋を決めました。
2. インド人ファミリーとのWG
狭めのアパートの1室にインド人ファミリーとシェアするタイプでした。
- 時々奥さんがインド料理を分けてくれた。
- 家にあったコーラは勝手に飲んで大丈夫だった。
- 住む前に住居登録の有無を聞いていたのに引っ越し後なんだかんだ言い訳をされ、住所登録をさせてもらえなかった。
- おかげで危うく仕事をクビになりかける。完全なる契約違反。
- 家が狭く音が筒抜け。
- 子供がまだ4歳位でドタバタうるさい。朝は特に。部屋にも押しかけてくる。
この家最悪でした。
シャワーは短時間で、洗濯の回数も少めで、お皿は共用にしたくないから同じのを使って、洗濯干しは自分で買って(ベランダにめっちゃある)と色々うるさく言われ、留守の時はわたしの部屋に勝手に入り換気してたりも。。。
プライベートゼロ。契約違反もされ、ここにいても良い事はひとつも無いと見たので即退去を決意。
デポジットは引っ越し後に改めて取りに来いと言われましたがストレスだったので無視しました。
前に日本人が1年住んでたらしいけど精神強すぎる…!(笑)。
3. 50〜60代のドイツ人+タイ人のシニアカップルとWG
古いマンションの1室をシニアカップルとシェアするタイプでした。
- ほぼ毎週日曜の朝はご飯を用意してくれる。
- ドイツ人オーナーが超優しい。
- 好きな家具を注文でき、ビザ申請に付いてきてくれたりした。
- タイ人女性は料理上手でたまにケーキを焼いてくれた。
- 立地が最高で都心まで15分かからない。
- 掃除当番などがなかった。
- 半年過ぎた頃から急にタイ人の子供(わたしと同い年で当時23歳)も一緒に住むことなった時から一変。
- リビングが使えなくなり、人が増えタイ人女性がどんどんヒステリックになり人が変わったように冷たくなる。
- 嫌がらせもされるようになり、だんだん住みづらくなったので退去へ。
- 古いマンションだったのでものすごく音が響く。
最初の半年間は最高だったのに後半の半年はトラウマレベルでした。
タイ人女性の人格の変わり方が怖すぎて鬼電されたり、シカトされたり、友達との電話を邪魔されたりもしました…!元々精神的に弱い方だったみたいで、人が増えて家事が増えたりしてストレスだったのかな?
4. アフリカ系ドイツ人とのWG
レストラン街にあるマンションに2人でシェアするタイプでした。
- 目の前にスーパーや雑貨屋・レストランなどがお店が沢山あった
- 近くに大きな公園があるので散歩にいける。
- 都心まで歩いて15分ほどなので立地が最高。
- 部屋がとてもオシャレだった。
- 超綺麗好きのザ・ドイツ人で週2回の掃除がルール。
- エレベーター無しの4階なので買い物した日は地獄。
- 自分の部屋が超絶せまい。(6畳ない位の部屋)
- シェアメイトがよく友達を招いていて夜中までお酒飲んで話してる日が多かった。
- 古いマンションなので音がすべて響く。
初めての2人シェアでしたが、よっぽど仲の良い人でないと難しいと感じました。
コロナが蔓延した頃はこの狭い家に2人でリモートワークだったので次第にお互いストレスが溜まるように…
最後らへんは私ばっかり色々掃除やら何やらされる始末だったので退去しました。
相手のアフリカ系ドイツ人は20歳くらい年上で人種も文化も違ったのでソリが合いませんでした。
5. 短期で知り合いの家を間借り
3階建のアパートに1人で住むタイプでした。
- 一人暮らしでのびのび出来た。
- 部屋のインテリアに命をかけてる人だったので(笑)部屋がものすごくオシャレ。
- バス停が近くにあってオシャレなカフェもある。
- なぜかあまり電気を使って無くても高額料金を取られるとのことで(多分環境に配慮した電気会社だった?)あまり暖房を使えなかった。
- キッチンもIHなのでまとめて料理したりと工夫しなければいけなかった。
- ランドリーが地下で3階からいちいち行くのがめんどう。(エレベーターなし)
- 前に1階の家が空き巣に入られたのにも関わらずセキリュティーはゆるゆる。
知り合いは1人暮らしがどうしてもしたくて家賃と電気代が割高でも我慢して住んでいるようでした。
全部合わせたら1ヶ月で700〜1000€だそう。
わたしがドイツで一人暮らしをしたくないのはWGより料金が高め、なんでも自分で手配やら調節、問い合わせをしないといけないからです…
WGの探し仕方
- 部屋探しのアプリで募集先にメールを送る(WG-gesuchtなど)
- 部屋探しのアプリに部屋探し中と投稿する
- 日本人掲示板で募集先にメールを送る
- 日本人掲示板に部屋探し中と投稿する
- Facebookで探す
- eBay(アメリカ・ドイツ版のメルカリ)で探す
- 知り合いから紹介してもらう
わたしが毎回使っていたのはWG-gesuchtです。
最短1週間で契約まで行ったこともあります。
WG-gesuchtではルームメイトを募集している物件を探す他に、
自分から部屋を貸してくれる人を募集することも可能です。
部屋探しで気をつける点
- デポジットは絶対に契約前に払わない
- メールは自分の事を詳細に書くべし
- 応募者が多い部屋の見学ではきちんと仕事があるのか、ちゃんと毎月家賃が払えるのか、などの質問がある場合もあるので大事な事をメモしていく
- 内見でハウスルール、住所登録が出来るか、いつから入居可能かを聞いておく
- Sバーンは電車の遅延・キャンセルが多いのでSバーンしか通っていない田舎には住むべからず
- 女性なら夜1人で歩いても危なくないか見る
部屋探しでは結構日本人は選ばれやすいのかな〜と思います。
日本好きの人、前に日本人が住んでいてすごく良かった、日本語が話せる、などの理由で見学OKしてくれる人が多かったです!
海外での失敗や経験などはすべてネタになるので怖がらずに色々挑戦してみましょう!
まとめ
「家賃をなるべく抑えたい」「出来るだけ早く語学を上達したい」という気持ちが大きく、今までWGにしか住んでこなかった結果、自分は友達でも同僚でも無い他人と暮らすのはストレスという事がわかりました。(気づくのに時間かかりすぎ(笑)
日本人WGは電話しにくかったり、日本人同士だから気を使いそうでめんどくさそうだったので、日本人WG以外に住んできましたが言葉や文化の違いがストレスでした。
もちろん私の友達にはルームメイトと旅行に行ったり、一緒に出かけたり出来て楽しい!という人もいるので、他人と暮らすのが合う合わない/ルームメイトと合う合わないは本当にやってみないと分からないと思います。
「語学を早く上達したい」「外人の友達・恋人がほしい」「生活費を抑えたい」という人はぜひWGに住んでみることをおすすめします!自分に合った生活スタイルを見つけてみましょう!